猫と水について!水道水は大丈夫?猫の水分補給

猫はもともと砂漠や森林で暮らしていた動物のため、自ら進んで水分補給することを得意としない動物です。しかし日本は砂漠のような暑さと違い、ジメジメした湿気のある脱水をしやすい気候です。定期的に水分補給をしないと毒素の排出ができず、病気をひきおこす原因にもなります。

水を飲まない、そんな悩みもあるでしょう。猫を初めて飼う飼い主には多い悩みです。子猫は、ミルクの時期が終わると離乳食です。その時期になったらしっかりと水の飲み場を与えてあげましょう。これから猫を飼おうと考えている方に、今回は、猫の水分補給についての情報を紹介します。水の与え方を意識することで猫の健康管理につながります。把握しておきましょう。

1.猫と水分補給

猫が水を飲まないときに気になるのが脱水症です。水はどんな栄養素よりも大切で、体の50~60%は水でできているといわれています。脱水症になりますと、食欲の減退や、動きが鈍くなったりすることがあり、命にかかわる状況になってしまう場合もあるのです。不足にならないよう注意しましょう。

特に子猫の場合は、下痢・嘔吐によって水分不足になりやすく、体力もないので成猫よりも重症化する傾向があります。餌にはドライフードのほかに、パウチタイプや缶詰が販売されています。餌に水分が含まれているので使用するなどして工夫をしましょう。

2.水を飲ませる方法

病気にならないようにするためには、水分補給がかかせません。飼い主としてできることはないのでしょうか。飲む環境を整える工夫をしてみましょう。水を飲むことは、水分補給として大事なことです。冷たい水よりぬるま湯の方が飲む猫もいますので、愛猫の好みに合わせるのもひとつの手段です。できるだけ今までの環境を変えないことも必要ですが、好みに合わせて変えてみましょう。

2-1.新鮮な水を用意する

新鮮なものを好みますので、水をまめに取りかえて新しい水を用意してみましょう。また、動くものにも興味があります。蛇口から流れる水を飲む姿はよく見られますが、流れる器にするとたくさん水を飲むようになる場合があります。

2-2.容器を用意する

最近は、あまり水を飲まない猫のために作られた容器も販売されているほど、容器も注目されていますが、大切なことです。実用面からしますと、軽いプラスチック製のものは汚れやすくひっくり返ってしまいますので、重めの陶器やステンレス製のものがいいでしょう。

大きさは、成猫の大きさに合わせて選びますと、最初から同じ器をずっと使用することができるため、しつけにもつながります。子猫の場合は、小さな器を用意する必要はありません。

2-3.飲み場を変える

水を飲んでいないようであれば、水を置く場所をいつもと変えてみましょう。常に用意していつでも飲めるようにしておくことが必要です。人通りが激しい場所であるなど、何か原因があるはずです。餌の置き場所とも関連して、水が飲みたいときにすぐ飲むことができるのかということも重要です。

また、飲みたくなったときに、近くの観葉植物の受け皿に入っている水を飲んでしまうことがあります。それらは汚れていてあまりいいことではありません。飲みやすい場所に新鮮で清潔な水を用意しておくことが重要です。

3.飲ませてはいけないもの

猫に水道水の水をあげてもいいのかと思うでしょう。飲ませる水は、水道水でかまいません。反対にミネラルウォーターをあげた方がいいように感じますが、ミネラルウォーターは、マグネシウムやカルシウムなどが多く含まれています。この成分を取り過ぎますと、尿路結石や泌尿科系の病気の原因になることもあります。

猫には通常の水道水で大丈夫です。また、いつもと違う匂いのする水を飲まない場合があります。水を購入している場合は、メーカーが変わると飲まないこともあります。水道水はいつも変わらない匂いや成分なのでちょうどいいでしょう。

4.水を飲まないときは

食事にウエットタイプのフードを食べさせますと、そのフードに含まれている水分を取り入れることができます。食事をしながら水分を一緒に摂取できるでしょう。工夫を凝らしてもまだ水を飲まないときは、病気などほかに原因がある場合があります。

しかし猫の気分的な問題で、たまたま飲まないという場合も考えられるため、医者に行くことを悩むこともあります。そんなときにはまずペットショップやブリーダーに相談してみましょう。何かあったときに備えて、事前にそのようにすぐ相談できるところを確認しておくのも必要です。

5.まとめ

猫の水分補給についての情報を紹介してきました。猫にとってはとても大切な水です。餌をきちんと管理しながら、毎日適切な量の新鮮なものを与えるようにしましょう。健康維持のためにも水の管理をしっかりとしていくことが重要です。水を与える場合には、ただ与えているのではなく、知識を持って世話をすることで、健康をより一層サポートすることができます。猫への与え方を工夫しながら楽しんで世話をしてみましょう。

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