どんなことに注意すれば良い?長生きする猫の健康で必要なものは?

昔であれば、20歳まで生きる猫は珍しかったのですが、今では珍しくありません。ペットが家族の一員として扱われる時代となったため、より健康に良いペットフードの開発が行われ、猫の健康のため病院に通ってくれる飼い主が増えてきたからです。ですが、そんな時代でも猫の健康は、ちょっとしたことで崩れてしまうことがあります。

1.細かい気配りが猫の命を救う

猫は気ままに生きているといわれていますが、環境に合わせて生きているだけです。そのため、あまり猫にとって好ましくない生活環境では、猫の健康が損なわれてしまうことが多くなります。

1-1.健康管理の基本は人間と同じ

基本中の基本となりますが、次のような行動をあらかじめ行っておくだけでも、猫の寿命・健康はかなり違ってきます。

・動物病院で健康診断を受ける

・猫用のスペースを確保する

・毎日の体調をチェックできるメモを用意する

「野生の猫を家庭に迎え入れる」場合は、特に大事と思ったほうが良いでしょう。野生の中では元気そうな猫であっても、家という閉塞的な環境で飼うようになってからは、元気が無くなることもあるからです。

猫用のスペースを与えているか、過剰に餌を与えていないかなどをチェックして、それでも不安を感じる場合は、獣医師に診てもらうようにしましょう。体調のチェックですが、メモを使って次のようなことをチェックしてみてください。

・おしっこの色

・おしっこの回数・量

・下痢

・便秘

1-2.病気にかかっていないかチェックする

猫の健康が損なわれている場合、猫は次のような行動を取ることが多くなります。

・食事量が減る

・元気が無くなる

・水を飲まない、多量に飲む

「食事は健康のバロメーター」になりますので、欠かさずチェックするようにしましょう。元気が無くなる場合は、「鳴き声が小さくなる」、「下を向いていることが多い」など、うつむき加減になることが多くなっています。

動物病院で診てもらわないとわからないような病気にかかっている場合は、次のような症状が目立つこともあります。

・顔の周りを何度も触ろうとする

・しこりを気にして動く

・脱毛している部分が目立ってくる

他にも、鼻水・目やにが目立つようであれば、動物病院で診てもらったほうが良いでしょう。猫の健康が損なわれてしまうケースの多くは免疫力低下によって起きるため、昨日は健康でも、翌日は体調を崩しているというようなケースも珍しくありません。

脱毛についても毛が抜けるだけでなく、元気が無くなる、肌荒れが目立つようになる、ストレスのせいかイライラすることが多くなるなど、飼い主とのスキンシップにも問題が生じるようになります。

2.飼い主の生活スタイルが猫の生活スタイル

猫は忍耐がないといわれていますが、実は、飼い主の生活スタイルを意識して、我慢強く生活している一面があります。そのため、飼い主の健康にとって良いこと、生活習慣が、そのまま猫の健康が損なわれる原因になることもあるのです。

2-1.猫と遊ぶ時間を決めておく

猫にとってのストレスは、飼い主にとってのストレス解消になるケースは少なくありません。

・大きな声で猫を呼ぶ

・つかんで離さない

・一緒にいる時間が長い

猫と遊びたいという理由で、猫を見かけた際に猫を呼んでしまうことは良くあります。猫は耳が良いので人間にとって普通のボリュームで呼びつけると、大声で呼ばれているような気分になることを知っておきましょう。

他にも、猫をつかんでいる状態は、猫にとって気持ちの良い状態ではありません。そのため、つかんでいる状態をすぐにやめて、ひざの上に置くなどしたほうが、猫はストレスをためこまないですむようになります。

一緒にいる時間にも注意したほうが良いでしょう。自分が起床した際に猫を起こす人もいますが、これは猫の健康にとってうれしくない行動となります。いきなり起こされているような状態になるため、ストレスをためこむことが多くなり、場合によっては、食欲減退につながることもあるのです。

2-2.猫の健康を損ねるアイテムは多い

飼い主にとっては問題なくても、猫にとっては健康問題になってしまう行動・生活習慣はあります。

・たばこを吸う

・アロマオイルをたく

たばこを吸うといっても、たばこの煙は空中をただよっているだけですので、ペットに悪影響は与えないという意見もあります。ですが、2002年の「アメリカの学術誌データ」によると、たばこの煙を吸ってしまう猫は、吸わない猫の2.4倍のリスクで、「リンパ腫になる可能性がある」と指摘しているのです。

副流煙が毛についてしまい、その後、「毛づくろいでなめてしまう」ことが多くなるため、たばこを吸う時は、ペットの健康被害も考えたほうが良いでしょう。

アロマオイルについても、猫にとっては有害な成分も含まれることがあるので注意してください。「ティーツリーオイル」など強い毒性があることで有名なものもあり、たばこと同じで取扱いには厳重注意したほうが賢明です。

3.まとめ

猫の健康は、日々の飼い主によるチェックでかなり変化します。おしっこの色・回数・量など、ささいなことでもしっかりチェックされていますと、動物病院に行ったほうが良いタイミングがわかるでしょう。

猫の健康を日々良いものにしたい飼い主には、「ビークラブ猫店」にご相談ください。数多くの商品を取扱っているだけでなく、猫専門のアドバイスを行うこともできます。