この餌は猫に禁止!猫に与えてはいけない餌の情報を紹介

猫には、食べてはいけない餌があるのをご存じですか。猫の餌といえばキャットフード・ごはん・魚などが思いつくでしょう。なかなか食べてくれない。そんな悩みもあります。猫を初めて飼う飼い主には多い悩みです。猫を飼っている方やこれから猫を飼おうと思っている方に、今回は、餌に注目し、与えてはいけない餌の情報を紹介します。どういう食物が禁止なのか把握しておきましょう。

1.猫の味覚について

猫の味覚は、酸味・苦味・塩味の3種類です。猫は甘みやうまみを感じる機能が発達しなかったといわれています。特に酸味については感じやすく、中毒を起こさないかを判断する大切な役割があります。また、肉が腐ったときに苦味が出ることが多く、苦味の区別も得意でしょう。反面、塩味については鈍感です。

なお、猫は、臭覚があり匂いでも判別しています。そのほか温度や鮮度にも敏感です。猫が食べないというときには何かの要因があると思っていいでしょう。

2.猫が食べてはいけないもの

食環境を整えることは、猫にとって大事なことです。私たち人間が食べているものの中には、猫に有害なものがあり、下痢や嘔吐を起こし、中毒で命を落とすこともあるでしょう。猫にとって危険な食物を把握しておくことが大切です。うっかり餌として与えることのないようにしましょう。

2-1.玉ねぎ・ネギ

ネギ類を摂取した場合、貧血や食欲不振、呼吸困難、血尿、嘔吐などの症状を引き起こします。玉ねぎの毒性は、加熱したとしても無くなりません。猫はどちらかといえば、玉ねぎやネギの匂いを嫌うため、みずから口にすることはないのですが、具材などに混ざっている場合があるので注意しましょう。ハンバーグ、シチュー・すきやき・肉じゃがなどでは、うっかり食べてしまうことがあります。

2-2.チョコレート

チョコレートに含まれるカフェイン等の摂取で中毒症状が出ます。摂取後約2時間後に尿失禁や嘔吐、下痢、呼吸異常がおこり、重症の場合は全身の麻痺や痙攣症状が出ることで死に至ることもあります。

猫は甘みを感じませんので、チョコレートを好んで食べることはあまりないでしょう。しかし猫の手が届くところにチョコレートを放置しないようにしましょう。

2-3.アルコール類

猫の肝臓はアルコールの分解ができませんので、決して与えることのないようにしましょう。お酒は神経に作用します。嘔吐や下痢、意識障害、心肺停止などの重篤な症状になる可能性が高いです。ふざけて飲ませようとする人がいますが気をつけてください。命が助かっても内臓にダメージが残ります。

2-4.ぶどう・レーズン

犬が急性腎不全を起こすといわれていますが、猫でも同様に毒性があります。食べてしまうと出るのが腎臓障害、嘔吐、下痢の症状です。食べた量が少なくても腎障害が出る場合があるので注意しましょう。特にぶどうの皮の部分が危険であるといわれています。

2-5.イカ・タコ

イカやタコは生で与えないように注意が必要で、特に内臓は危険です。チアミラーゼという酵素があり、猫にとって必要なビタミンB1を壊してしまうといわれています。チアミラーゼは熱に弱いですので、しっかりと加熱したイカやタコであればいいのですが、それでも消化しにくいため与え過ぎないように注意しましょう。

そのほかに、猫に適さない食べ物としてドッグフードがあります。犬用と猫用とでは、栄養分が違いますので、犬用のドッグフードでは猫の栄養素を満たすことができないでしょう。

3.食べてはいけない植物

危険な植物ですが、主なところではアジサイ、アヤメ、アイビー、菊、桔梗、ワラビ、イチョウ、ポトス、ソテツ、スパシフィラム、モンテスラ、バラ、ユリ、チューリップ、ドラセナ、ツツジなどが対象です。

たしかに猫は猫草があるように植物を食べることもあります。しかし中毒となったら、症状は猫の個体差やそのときの体調によっても差が出るでしょう。植物そのものを食べない場合でも、生けていた花瓶の水を飲んだだけで危篤な症状となる場合もあります。猫に危険とされる植物を把握し、部屋に置かないことです。観葉植物も注意しましょう。

猫は一度興味を持つと、何度も同じことに挑戦する習慣があります。猫が植物に興味を持ち始めたら、植物に対して目を離さないようにしましょう。

4.猫ブリーダーに相談

良いブリーダーは、その猫種のことなら専門的に詳しく、整った環境で育てているため、子猫も健康優良児です。良い猫ブリーダーは、いわば猫の専門家で、猫に関する知識が豊富ですので、餌や食べ物について気になることがあれば、ブリーダーに相談してみましょう。

5.まとめ

猫に与えてはいけない餌となる食物や植物などの情報を紹介してきました。猫の命取りになりかねないこと、重要なことであることが理解できたのではないでしょうか。猫の命や健康維持のためにも、食物の管理や生活環境づくりをしっかりとしていきましょう。

猫の周りや近くに危険とされる餌を置かないなど、日頃から気をつけて知識を持って世話をすることで、猫の健康をより一層サポートすることができます。工夫しながら楽しんで世話をしていきましょう。また、事前に相談できる猫ブリーダーのいるペット店をチェックしておくことも重要です。

「ビークラブ猫店」は、自家繁殖のブリーダーショップで、子猫ブリーダーの中でも優良ブリーダーとして認定されています。お客様が楽しく猫の世話ができるように努めている信頼できる安心なショップです。猫をすでに飼っている場合でも、これから飼うことを検討している方もお気軽にご相談ください。

なお、当店ではオリジナルキャットフードである「ベーベーキャット」を販売しています。素材にこだわったグレインフリーキャットフードなので、大切な家族に食べさせるものとしてぜひご検討ください。

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