猫のトリミングはプロに任せるべき?それとも自分でするべき?

猫のトリミングをプロに任せるか、それとも自分でするべきか、悩んでいる人は少なくありません。実際にどちらが猫にとっていいことなのか、主観ではなく、客観的な意見を知りたいのではないでしょうか。

そこで今回は、トリミングを自宅でする場合と、お店に任せる場合との違いをそれぞれ検証してみますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.自宅の場合

自宅で猫のトリミングを行う場合、「道具」と「時間」を準備する必要があります。

ここではトリミングの内容別に、必要な道具の種類と相場、それぞれ必要な頻度についてご説明していきます。

1-1.ブラッシング(3日に1回)

ブラッシングには、「ブラシ」や「コーム」を使用します。どちらも1,000円程度で購入できますが、大型種や長毛種用のものの中には、5,000円を超えるものもあります。

1-2.爪切り(3週間に1回)

猫の種類によって、ハサミ型かギロチン型の爪切りを選択して使用します。基本的にどちらも1,000円前後で購入可能です。近年は電動型や、やすりつきのものなど機能的なものも販売されていますが、2,000円前後で手に入るものがほとんどです。

1-3.カット(短毛種:年に1、2回、長毛種:1ヵ月に1回)

基本的に、カットはプロに任せるのがおすすめです。自宅で行いたい場合には、専用の道具を準備しましょう。準備する「バリカン」の相場は3,000円程度となります。

1-4.シャンプー(年に1回)

シャンプーにはさまざまな種類があるため、安価なものであれば500円程度、高いものであれば3,000円前後で購入できます。ただし、猫はシャンプーを行う頻度が年に1~2回程度と少ないため、トリミングにかかるランニングコストとしては最安値といえます。

1-5.耳掃除(1ヵ月に2回)

基本的には、綿棒でサッと掃除をするだけで済むため、綿棒さえ準備すれば問題ありません。ただし、治療液やクリーナーを用いる際は、それらの価格が2,000円前後になるので、覚えておくとよいでしょう。

1-6.歯みがき(2日に1回)

歯みがきの関連商品には、多くの種類があります。歯みがきシートだけを使用する場合は1,000円以下で準備できます。歯石対策や歯周病予防などを考えるのであれば、ケア用歯みがき液を使用するのがおすすめで、費用は3,000円程度です。

トリミングの道具は、家にあるもので代用できるものは少なく、専用のものを購入する必要があります。トリミングの頻度が高いものとして、2日に1回の歯みがきが挙げられます。そのため、専用の道具を購入する費用やそれぞれのケアを行う時間を考慮したうえで、自宅でのトリミングに挑戦する必要があります。

2.お店の場合

続いては、お店でプロにお願いする場合の費用相場をご紹介していきます。

2-1.ブラッシング

通常、どのお店でもブラッシング単体のプランはなく、爪切りやカットがセットになっています。より安価なプランとしては、爪切りとブラッシングのプランとなり、相場としては1,500円前後のところが多いです。

2-2.爪切り

ブリーダーのお店では、爪切りは他のトリミングとセットになることが多いです。爪はケガにつながる恐れがあるため、動物病院に行けば1,000円前後で対応してくれます。

2-3.カット

トリミングとして最も需要のあるのがカットです。単体のプランもありますが、シャンプーとセットになったプランも多いです。カットの費用は、3,000円前後で、シャンプーの料金と併せて検討しましょう。

2-4.シャンプー

ペットショップでの依頼が最も多いのがシャンプーです。単体のプランになっていることが多く、価格は短毛種で7,000円前後、長毛種で12,000円前後となり、トリミングの内容としては最も高額です。

2-5.耳掃除

耳掃除は単体のプランとしてではなく、セットに組み込まれていることが多いです。そのため、シャンプーやカットを行う際に一緒に依頼することが多いでしょう。なお、耳掃除は病気やケガにつながることもあるため、動物病院でも対応可能です。病院でかかる費用は、1,000円程度となり、爪切りなどとセットで行う場合は3,000円前後です。

2-6.歯みがき

歯みがきに関しては、トリミングとして扱ってくれるペットショップはほとんどありません。そのため、オーラルケア要素のあるおやつなどを与え、飼い主が歯みがきをする必要があります。なお、抜歯などの大掛りなもの、麻酔が必要になる処置になると、10万円を超えることもあります。

このように、やはりプロに任せるだけあって自宅で行う際にかかる料金よりも、高価な印象があります。そのため、道具を準備するための費用や手間、慣れない作業に費やす時間を考慮して、ご自身の生活に適した方法を選択することが大切です。

3.まとめ

猫のトリミングはお店に連れていくべきなのか、自宅でするべきなのか、今回の記事を参考に、じっくり考えてみてください。お金と時間の使い方については、それぞれの環境や状況によってことなります。ご自身に適した方法で、大切な家族である愛猫をケアしましょう。

もしもお店に連れていくことに関してお悩みがある場合には、「ビークラブ猫店」にお電話(LINEも可能)をしていただければ、ブリーダーが直接対応させていただきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。