猫ちゃんを当日トラブルなくお迎えする方法とは?
猫を初めて飼う方にとって、お迎えの当日は、一生忘れることができない一日にとなることでしょう。人間とっても大切な一日ですが、猫にとっても生活環境が大きく変化する重要な日です。
本記事では、お迎えする当日はどのようなことに気をつけるべきか、猫をトラブルなく迎え入れる方法などについてご紹介します。
1.猫ちゃんにストレスを与えないようにするために必要なこと
お迎えする当日は、人間も不安なことが多くありますが、やってくる猫も、さまざまな不安を抱えています。しかし、猫は何が不安かを人間に訴えることができません。そのため、不安がストレスになり、体調を崩してしまう恐れがあります。
ストレスを抱えた状態は、体調不良をおこすだけでなく、家の環境に慣れるまでに苦労する可能性があります。そのため、ストレスにならない環境になるよう、飼い主さんが配慮することが重要です。
2.当日前に気をつけること
お迎えする当日までに準備をしておくことは、とても大切な事項です。迎え入れ前に、次のようなものをしっかりと準備するようにしましょう。
2-1.必需品の確保
ケージ、ペットフード、トイレなど必要最低限のアイテムが揃っているか確認しましょう。アイテムが不足していると、迎え入れ当日から慌ててしまう可能性があります。猫にとって必要なアイテムをしっかり確認のうえ、用意しましょう。
2-2.引き渡し時間の確認
ブリーダー、ペットショップから猫を引き渡してもらう際、どのタイミングで引き渡しを行うかを事前に確認しておきましょう。オススメの引き渡し時間帯は午前中です。
受け入れ初日には、ストレスなどで体調不良をおこす可能性が考えられます。午後に引き渡しをすると、動物病院の診察が終わってしまっている可能性が高いので、引き渡しはできれば午前中に行いましょう。
3.迎え入れ当日に行うこと
猫を迎え入れた当日は、次のような手順を行いましょう。環境が大きく変化するため、猫はストレスを抱えている可能性があります。ストレスを少しでも軽減させるために、まずは環境に慣れてもらうことからはじめましょう。
3-1.ケージに入れる
迎え入れた際には、必ずケージに入れるようにしましょう。「この場所は安全」ということを伝える必要があります。ケージに入れて扉をあけて、猫が自発的に出てくることを待ちます。このとき大切なのは、猫に行動を任せることです。
こちらで強制をするのではなく、猫に「自由に行動できる場所」と認識させることを優先しましょう。数日はケージでトイレ、食事などをさせ、ケージ内は猫にとって安心できる場所という認識になるように心がけましょう。
3-2.探索させる
猫がケージから外に出た際は、家の中を探索させるようにしましょう。このとき、猫にとって害になるようなものは、事前に片付けておきます。猫に探索させることで、「ここは自分の生活範囲である」ということを認識させましょう。
3-3.トイレトレーニングは不必要
トイレの砂があれば、子猫の段階でもトイレでしっかり排泄することが可能です。ケージ内にトイレを設置することで、「トイレをする場所」と認識させられます。
なお、トイレに糞尿が残っていると、不衛生で病気にかかる可能性があります。トイレで排泄をした後には、必ず清潔な状態を保つように心がけましょう。
3-4.ケージ内にベッドを用意
当日の夜は疲れがたまっているので、すぐに寝てしまう可能性があります。猫が安心して眠ることができるように、毛布などで猫用のベッドを作っておきましょう。ベッドで眠る習慣がつけば、自発的にケージ内で寝られるようになります。猫が眠っているときには、極力睡眠の邪魔をしないように心がけましょう。
4.気をつけること
猫をお迎えする当日は、次のようなことを行うとストレスになる可能性があるので、注意をしましょう。
4-1.対面人数は1人にする
猫にとっては、環境が変化するだけでもストレスです。さらに大勢に会わせると猫が戸惑ってしまう可能性があるので、極力対面する人数は、最小限に抑えましょう。慣れてきたところで、数人と対面させるようにしましょう。
4-2.探索前に部屋周りをチェックする
子猫はちょっとした糸状のものでも、誤飲をしてしまう恐れがあります。迎え入れる際は、必ず部屋の掃除をして、猫にとって、危険なものはないかを確認しましょう。
5.まとめ
猫を初めてお迎えする当日は、人間だけでなく、猫自身も環境の変化に戸惑っています。大切なことは、ストレスを最小限に抑えて猫に慣れてもらうことです。今回ご紹介した内容を意識して、当日を過ごしましょう。
「ビークラブ猫店」では、初めて迎え入れる飼い主さんのために、当日何をすべきかわかりやすくレクチャーをしてからお渡ししています。これから猫を飼いたいと検討している方は、ぜひとも当店にご相談ください。皆様のお越しを、心よりお待ちしております。