猫の病気にはどんな種類があるの?猫の病気予防もご紹介
猫を飼い始めた時に気になるのが、愛猫が病気にかかってしまわないかということでしょう。一度病気になってしまうと直すまでにかなり時間がかかり、何気ない病気でも放置すれば猫の体に深いダメージを与えてしまうことにもなりかねません。そうならないためにも、猫の病気に対する知識や予防法を学んでおく必要があります。愛猫を危険にさらさないためには、何をもってもまず予防が大切です。
1.猫の病気に注意!
人間が病気になった場合は、体がだるかったり、食欲が不振だったり、熱があったりすればすぐに気づけます。しかし猫の場合は自分から症状を訴えることができないため、病気での異変に気づきにくいといえるでしょう。
まれにしか行わない健康診断の際に思わぬ病気が発覚してしまい、猫が弱り切ってから病気に気づいてしまうというケースも少なくありません。事前に知っていれば猫に負担をかけることがなかった病気でも、放置してしまったことによって猫の体に大きなダメージが残ってしまうこともあります。そうならないためにも定期的な健康診断や日頃からの病気の予防が肝心です。
2.猫がかかる病気の種類は?
まずは猫がかかる病気の種類についてご紹介します。
2-1.猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)
猫エイズウイルスに感染してしまうと免疫が低下し、いろんな病気にかかりやすくなってしまいます。猫エイズは感染力が弱いため、猫同士の舐め合いや食器などのシェアでは感染しにくくなっています。しかし感染してしまいますと、おなかを壊し他の細菌に感染しやすくなってしまいます。
2-2.尿路疾患
猫は他の動物に比べてぼうこう炎や尿路結石になりやすい傾向です。 水分の摂取量が少ないときや、ストレスからも発症するといわれています。
2-3.糖尿病
意外かもしれませんが猫でも糖尿病になります。人間と同様に インスリンの投与や食事療法で治療することが一般的です。おしっこの回数が増えて感染症にかかりやすくなるなどの症状も併発します。
2-4.回虫症
猫回虫という寄生虫が猫のおなかの中に入ってしまうことで感染してしまう病気です。下痢や嘔吐、発育不良、免疫力の低下などが症状として挙げられます。猫によって症状が違うことも特徴です。
3.猫の病気の予防方法
こうした病気にならないためにも日頃からの病気予防が大切になります。猫の病気予防のために、具体的にどういったことをすればよいのでしょうか。
3-1.ストレスをためないこと
人間と同じく猫にとってもストレスはあらゆる病気の原因になります。なるべく猫がストレスを感じない環境を心がけてあげましょう。多頭飼いの場合はよりストレスを感じてしまう猫が多いといいます。様子によっては別の部屋で過ごさせる、ゲージを別にするなどの対策をします。
3-2.爪をしっかりと切ること
猫の爪は定期的に切ったり、爪とぎを用意したりするなどして伸び過ぎないように管理しましょう。爪が折れた部分から菌が入り込んでしまい、爪が伸びているために猫が体を引っかき、傷口から菌が入り込んで感染症を引き起こす場合があるからです。
3-3.猫を清潔にしておくこと
猫の体は定期的にブラッシングして、洗ってあげることで清潔に保てます。ダニやノミが繁殖し猫の体に寄生してしまう可能性があるからです。ひどくなるとさまざまな病気や感染症にかかってしまうことも考えられます。猫だけでなく家や人間に寄生してしまうと駆除するのが難しくなるので要注意です。
猫のブラッシングをこまめにすることにより、猫が毛玉を大量に飲み込んでしまい排泄物ができなくなる毛球症を防ぐこともできます。
3-4.食事管理に注意すること
飼い猫がかわいくついつい好物をたくさんあげたくなってしまいますが、過度に餌を与えてしまうと肥満になってしまう恐れがあります。肥満になると糖尿病や腎臓病のリスクを高めてしまうため、決まった時間に決まった量の食事をあげるようにしましょう。
また猫はぼうこう炎や尿路結石になりやすいので、喉が渇きやすい時期にはいつもよりお水をたくさんあげたり、水分量が多いフードを選んであげるなどの対策を行います。
4.猫の病気予防にワクチンは打つべき?
日頃から心がけられる猫の病気予防に加えて、猫の病気に対するワクチンを接種してあげる必要があるでしょう。室内飼育だからワクチンは必要ないと判断される方もいらっしゃるかと思いますが、あらゆる経路で感染は考えられます。
感染してしまうと愛猫だけでなく、飼い主や来訪者や他の猫にも病気をうつしてしまう可能性があります。そのため可能であれば病気予防のためにワクチンは接種されることをおすすめします。
5.まとめ
猫の病気の種類や病気の予防方法についてご紹介させていただきました。人間と違って猫は病気になっても人間に症状を伝えることができません。そのため病気がひどくなってしまった時にやっと気づくというケースが少なくありません。気づいた時には猫がかなり弱ってしまっていることもあるでしょう。事前に猫の病気の知識を勉強し、病気の予防を日頃から心がけることがとても大切になります。
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