室内には危険がいっぱい!猫のケガ予防にわたしたちができること

意外かもしれませんが、自宅での猫のケガはとても多いです。人間にはたいしたことのない場所でも、猫にとっては危険な事故につながる可能性があります。

猫を傷つけないために、事前に飼い主がケガにつながる場所の危険性や対策を心得ておく必要があるでしょう。そこでこの記事では、家で猫がケガをする原因や、ケガの予防に有効な手段

についてご紹介します。この記事を参考にしていただき、あなたの愛猫のケガ防止にぜひ役立ててください。

1.室内は猫にとってケガの危険がいっぱい!

室内といえば、人間にとっては安全な場所であっても、猫にとっても同じとは限りません。なぜなら、猫は人間と違って、「危険な場所と危険でない場所」、「危険なものと危険でないもの」の区別がしにくいからです。

人の感覚で大丈夫だろうと思っていることでも、猫にとってはそうではないことがあります。とくに、たくさんの物で溢れている家庭の室内では、猫の事故が起きやすいといえるでしょう。一度辺りを見回してみて、猫にとってどういったものや場所が危険になるのか考えてみましょう。

2.猫の危険なケガのケース

ここでは、家の室内で起こる猫の危険なケガについてご紹介します。

・誤食

・感電

・足を挟む

・手や足を切る

・爪を傷つける

・火傷する

・足腰を痛める

こういったケガは、最悪の場合、猫の命に関わる深刻な状態に直結する可能性があります。また、動物は痛みを言葉にして人間に訴えられないため、猫がケガをしていても気づけず、知らない間に悪化しているケースもあります。

こういった事態を防ぐには、事前に猫のケガを予防するための気配りが必要です。

3.猫のケガの予防にできること①住宅編

猫のケガを予防するために、具体的にどのようなことができるのでしょうか。まずは室内でできる家具や設備の工夫についてご紹介します。

3-1.家具の隙間はつくらない

家具と家具の間に隙間があると、隙間に猫が入り込んでしまい、出て来られなくなる可能性があります。その際に体を痛めてしまったり、取り出す際に猫の体に負担がかかってしまったりという危険もあります。

そのため、家具と家具の間に出来るだけ隙間はつくらないようにしましょう。

3-2.コード類は隠す/ガードする

猫がコードを噛むと、感電してしまう危険があります。猫が行き来する部屋のコードは隠すかコードカバーを設置するようにしましょう。猫の感電の心配もありますが、コードを噛み切ることによって火災につながる可能性もあります。

3-3.フローリングに注意

猫の手足にとって、フローリングは滑りやすい素材です。走り回るときに、猫が滑っているのを見かけたことがある人もいるでしょう。そのような状態が続くと猫の足腰に負担がかかり、ヘルニアになってしまったり、股関節を痛めてしまったりする可能性があります。

猫が行き来する部分にはフローリングマットを敷くなどして、滑らないような工夫をすることがケガの予防につながります。

3-4.ドアの急な開閉に注意

ドアが風などで急に閉まり、猫の足や尻尾を挟んでしまうケガも多発しています。あらかじめドアは必ず閉めるようにするか、ドアストッパーを使って開けっ放しにするなどの工夫が大切です。

4.猫のケガの予防にできること②生活習慣編

猫のケガ予防のためには、設備の工夫はもちろんのことですが、日々の生活習慣を少し工夫することも有効です。

4-1.引き出しは開けっ放しにしない

引き出しを開けっ放しにすると、その部分を台にして猫が高い所に登ったり、引き出しの中身を出してしまって中身が落ちてきたりとケガを誘発する恐れがあります。基本的には引き出しは開けっ放しにしないようにしましょう。

4-2.床掃除の洗剤は使用しない

ケガとは少し離れるかもしれませんが、床掃除用の洗剤も猫の健康に被害をもたらす要因になります。

フローリングを用いているご家庭に多いのが、床掃除の洗剤を使ってフローリングを掃除されるケースです。猫は床を舐める習性があるため、猫に有害な洗剤を使っているとお腹を壊してしまったり病気になったりする可能性が否めません。

どうしても洗剤を使用したいのであれば、自然由来のものや口の中に入っても大丈夫なものを使いましょう。

4-3.食べてはいけないものは鍵つきスペースへ

猫は高い所でも登れますし、頭がいいので鍵のない戸棚であれば、扉を開けて中身を取り出すこともできてしまいます。

猫のケガにつながる危ないものを隠すときは、必ず手の届くことのない、鍵をかけられるスペースを利用するのがおすすめです。とくに誤飲の可能性のあるものには注意しましょう。

5.まとめ

室内における猫のケガの危険性や、猫のケガ予防について解説しました。人間にとっては安全なことでも猫にとっては危険なことがたくさんあります。猫のケガ予防を考えるときは猫の目線に立って考えてみると、多くの改善点を見つけられるでしょう。

しかし猫を飼うのがはじめての方や、専門知識に自信のない方もいらっしゃるでしょう。そのようなときには、ぜひ「ビークラブ猫店」にご相談ください。猫がご家庭で安全に過ごせるように、ケガ予防の知識などもご提案させていただきます。気になる方はぜひ一度当店へご連絡ください。