猫にお風呂は必要?猫をお風呂に入れるときに気をつけるべきこと

犬は定期的にお風呂に入れないとけもの臭くなるといわれていますが、一方で、猫は犬のように定期的にお風呂に入れる必要があるのでしょうか。

本記事では、猫をお風呂に入れる必要性が本当にあるのか、お風呂に入れたいときはどうしたらいいのかなどについて紹介します。

1.猫をお風呂に入れる必要性は

猫は、お風呂に入れる必要があるのでしょうか。結論をいうと、犬のように定期的にお風呂に入れる必要はありません。簡単にその理由をご紹介します。

1-1.犬のように臭くない

猫は犬に比べて、体臭がないといわれています。猫は肉球以外からは、ほとんど汗をかかない生き物です。そのため、外で暮らしている野良猫も、そこまでいやな臭いがありません。

また、猫は犬とは違い、単独で行動をする生き物です。単独で狩りをする生き物は、周囲に気づかれないように体臭を消す必要があります。猫は生きている過程で、体臭を消すということを覚えたのです。

1-2.臭いを消すために毛繕いをする

猫を見ていると、頻繁に体を舐めまわし、毛繕いをおこなっています。毛繕いをおこなうことで体臭を消し、自分の匂いでカモフラージュをする働きがあります。このようなことを定期的におこなっているので、猫を頻繁にお風呂に入れる必要はないといえるでしょう。

1-3.環境の汚れも自分でとっている

犬の場合、散歩をして土やほこりなどで身体中が汚くなってしまった状態で、そのまま放置ということもあります。しかし、猫は毛繕いをすることで、そのような土、泥、ほこりなどの汚れを取り除くという役割を持っています。

2.どうしてもお風呂に入れたいときは

猫にお風呂の必要がないとわかっていても、定期的にお風呂に入れてあげたいと考える飼い主さんもいるのではないでしょうか。そのような方は、お風呂に入れるときは、次のようなことに意識をして入れるようにしましょう。

2-1.顔にかけないようにする

猫は、水が顔にかかることを極度に嫌がります。一度、お風呂に入れたときに自分の顔が濡れてしまったという経験をすると、次のお風呂から極度に拒否をしてしまう可能性があります。

極力お風呂に入れるときは、顔が濡れないよう、顔を避けて洗うようにしましょう。顔と頭は、濡れタオルで汚れをとるようにしてあげましょう。

2-2.尻尾と足を無理に洗わないようにする

猫は、尻尾と手足を触られるのを極度に嫌がります。強引に洗うと激しく抵抗をすることも考えられるので、洗うときは、無理に洗わないようにしてください。背中やお腹を中心に洗うようにしましょう。

2-3.無香料シャンプーを使用する

猫は、自分の体に嗅ぎ慣れていない匂いがついている状態を嫌がる可能性があります。匂いつきのシャンプーをつけて洗うと、乾かした後に猫が匂いを嫌がることも考えられるので、無香料のシャンプーを選ぶようにしましょう。

2-4.すぐに乾かす

洗った後は、すぐに乾かしましょう。ただし、猫によっては、ドライヤーの熱風を嫌がることがあります。確実に水滴を取り除くため、タオルで丁寧に拭いてあげましょう。このとき、1回拭いて終わりではなく、複数回にわけて拭いて、水分を飛ばしてあげましょう。

濡れた状態のまま放置していると、生乾きの状態のままになってしまい、風邪をひいて体調を崩してしまうことが考えられます。猫は水を弾く体質ではないので、入念に水分をとるように心がけてください。タオルやドライヤーを嫌がる猫は、暖かい室内で乾燥させるようにしましょう。

2-5.頻繁におこなわない

猫にお風呂を入れるとしても、毎月ではなく、間隔を極力あけておこなうようにしましょう。3~4ヶ月の期間でおこなえば、十分清潔さを維持することができます。また、自宅でシャンプーができない場合は、ペットサロンや動物病院に依頼をして、代わりにおこなってもらうことをオススメします。

3.ドライシャンプーを検討する

猫を手軽に洗いたい方は、ドライシャンプーを利用するようにしましょう。ドライシャンプーを利用することで、次のようなメリットがあります。

3-1.濡れる心配がない

お風呂に入れるように、全身が濡れることなく汚れが気になる場所だけ使用すればいいので、猫への負担を軽減できます。体が濡れないので、普通のお風呂に比べて抵抗なく体を洗うことが可能です。

3-2.風邪のリスクを回避できる

体を濡らしたままで過ごすと、すぐに体調を崩してしまう恐れがあります。ドライシャンプーでは、そのような心配がないので、お風呂に入れたことによって体調を崩す心配もありません。

猫をお風呂に入れた方は、その後の経過を観察し、いつもと様子がおかしい場合は、すぐに動物病院で診察してもらうようにしてください。

4.まとめ

猫は基本的に、お風呂に入れなくても問題ありません。猫の体の汚れが気になるという飼い主さんは、「ビークラブ猫店」にご相談ください。当店ではドライシャンプーをはじめ、猫を綺麗にケアするグッズやサービスをご提供しています。みなさまからのお問い合わせを、心よりお待ちしております。