【肥満度チェック】あなたの愛猫は大丈夫?BCSを使った確認方法
「うちの猫、最近ちょっと丸くなったかも……」
そう感じても、猫は毛に覆われているため、見た目だけでは太っているか分かりにくい動物です。
特に長毛猫の場合は、実際の体型よりも大きく見えることがあります。反対に、毎日一緒に暮らしていると、少しずつ太っていても飼い主さんが変化に気づかないこともあります。
猫の肥満度を確認するときは、体重だけではなく「BCS(ボディコンディションスコア)」を使って、見た目と触った感触の両方から判断することが大切です。
この記事では、
猫専門ブリーダーのキャットブリーダー沢辺が、自宅でできる猫の肥満度チェック方法を分かりやすく解説します!
【YouTubeでもご紹介しています!】
✅猫の肥満は体重だけでは判断できません…!
猫の適正体重は、猫種・性別・骨格・筋肉量・年齢などによって異なります。
例えば、同じ5kgの猫でも、
●骨格が大きく、筋肉量が多い猫
●小柄な骨格に脂肪が多くついている猫
では、肥満度がまったく違います。
「猫は4kgくらいが標準」というように、体重の数字だけで判断することはできません。
そこで確認したいのが、猫の脂肪のつき方を9段階で評価する「BCS」です。
BCSとは?
BCSは「ボディコンディションスコア」の略称です!

猫の肋骨や腰、お腹周辺の状態を見たり、実際に触ったりして、脂肪のつき方を評価します。
BCSの大まかな目安
- BCS1〜3:痩せている
- BCS4〜5:適正体型
- BCS6:太り気味
- BCS7〜9:太っている
一般的には、BCS4〜5が適正な体型の目安とされています!
✅自宅でできる猫の肥満度チェック
愛猫がリラックスしているときに、次の3か所を確認してみましょう。
嫌がっている猫を無理に押さえたり、強く触ったりしないでください。
1.肋骨を触ってみる
猫の胸の横側を、指の腹で優しく触ります。
適正体型の目安
肋骨が見た目では浮き出ていないものの、軽く触ると肋骨の位置が分かります!
太り気味の目安
肋骨の上に脂肪がつき、少し押さえないと肋骨が分かりません。
BCSが高くなると、肋骨が厚い脂肪に覆われ、触ることが難しくなります。
痩せ気味の目安
肋骨が見た目でも分かり、触ると骨がゴツゴツしています。
特に長毛猫は見た目だけでは分かりにくいため、必ず実際に触って確認しましょう。
2.上から腰のくびれを見る
猫が自然に立っている状態で、真上から体を確認します。
適正体型の目安
肋骨の後ろから腰にかけて、緩やかなくびれがあります。
太り気味の目安
腰のくびれが分かりにくく、胴体がまっすぐ、または楕円形に見えます。
肥満が進むと、腰よりもお腹周辺のほうが横に広く見えることがあります。
痩せ気味の目安
腰のくびれが極端に深く、背骨や骨盤が目立ちます。
3.横からお腹のラインを見る
次は、立っている猫を横から確認します。
適正体型の目安
胸から後ろ足に向かって、お腹のラインが緩やかに持ち上がっています。
太り気味の目安
お腹のラインが平らになったり、お腹周辺が丸く膨らんだりしています。
痩せ気味の目安
お腹が極端に持ち上がり、肋骨や腰骨が目立ちます。
実は、お腹のタプタプだけで肥満とは判断できません
猫のお腹には、タプタプと垂れ下がって見える皮膚があります。
一般的には「ルーズスキン」や「原始袋」と呼ばれる部分で、これがあるだけで肥満とは限りません。
肥満度を確認するときは、お腹だけを見るのではなく、
- 肋骨を軽く触れるか
- 上から見て腰にくびれがあるか
- お腹周辺に厚い脂肪がついていないか
この3つを総合的に確認してください。
猫が太りやすくなる原因
猫が太る原因は、フードの量だけではありません。
次の項目に心当たりがないか確認してみましょう。
- フードを目分量で与えている
- 置き餌をしている
- 家族がそれぞれおやつを与えている
- おやつのカロリーを計算していない
- 避妊・去勢後も以前と同じ量を与えている
- 遊ぶ時間が少ない
- 年齢とともに活動量が落ちている
- 多頭飼育で、どの猫が食べたか分からない
- 人間の食べ物を与えている
特に多いのが、「フードは量っているけれど、おやつは計算していない」というケースです。
猫にとっては、おやつも1日の摂取カロリーに含まれます。
家族全員が少しずつ与えていると、飼い主さんが把握している以上の量を食べていることがあります。
猫の食生活を見直す3つのポイント
1.食べているものを全部記録する
まずは3日〜1週間程度、猫が口にしたものをすべて記録してみましょう。
- 主食の種類と量
- おやつの種類と量
- 家族からもらった食べ物
- サプリメント
- 多頭飼育の場合は、ほかの猫の食べ残し
主食だけではなく、おやつやトッピングも記録することがポイントです。
2.フードとおやつを計量する
フードは計量カップより、キッチンスケールを使ってグラム単位で量ることをおすすめします。
フードは数グラムの違いでも、毎日積み重なると大きな差になります。
おやつも袋から直接与えず、1日に与える量をあらかじめ分けておくと、与えすぎを防ぎやすくなります。
3.おやつの内容を見直す
ダイエット中だからといって、おやつを必ずゼロにしなければならないわけではありません。
大切なのは、1日に与える量を決めたうえで、原材料や脂質、カロリーを確認することです。
愛猫とのコミュニケーションとしておやつを続けたい場合は、低脂質・高タンパクな素材を使った商品を選ぶ方法もあります。
食生活の見直しにおすすめ
カンガルーのおやつ
カンガルー肉は低脂肪・高タンパクで、鉄分も含まれています。
運動量が多い猫や、筋肉量を意識したい猫のおやつとしても取り入れやすい商品です。

まぐろのおやつ
猫が好みやすいマグロの血合いと赤身を使用した、高タンパク・低脂質のおやつです。

※低脂質の商品でも、与えすぎれば摂取カロリーは増えます。必ず商品ごとの給与量を確認してください。
肥満だった場合に、フードを急に減らすのは危険です
「太っているから、明日からフードを半分にしよう」
これは危険なのでやめてください。
猫が急激に食べなくなったり、極端な食事制限を続けたりすると、肝リピドーシスなどの深刻な問題につながる可能性があります。
また、普段与えている総合栄養食の量を極端に減らすだけでは、カロリーだけでなく必要な栄養素まで不足する可能性があります。
猫のダイエットは、
- 現在の体重とBCSを確認する
- 現在の食事内容を記録する
- 目標体重を設定する
- 1日の食事量を調整する
- 定期的に体重とBCSを確認する
という順番で、計画的に進める必要があります。
持病がある猫、シニア猫、急に太った猫、急に痩せた猫は、自己判断で食事量を変えず、必ず動物病院へ相談してください。
月に1〜2回、体重と体型を記録しましょう
猫の体型変化は、毎日見ていると意外に気づきません。
月に1〜2回、次の内容を記録しておきましょう。
- 体重
- BCS
- 1日のフード量
- 1日のおやつ量
- 真上から撮影した写真
- 横から撮影した写真
写真は毎回、同じ場所・同じ角度で撮影すると比較しやすくなります。
特にシニア猫は、脂肪がついていても筋肉量が落ちている場合があります。体重だけでなく、体型や動き方の変化も確認してください。
まとめ|体重・見た目・触った感触で確認しよう
猫の肥満度を確認するときは、体重だけで判断しないことが重要です。
確認するポイントは、次の3つです。
- 肋骨を軽く触れるか
- 上から見て腰にくびれがあるか
- 横から見てお腹が引き締まっているか
理想は、肋骨を軽く触ることができ、腰に緩やかなくびれがある状態です。
今回のチェックで「少し太っているかもしれない」と感じたら、まずは食べているフードやおやつの量を記録するところから始めてみましょう。
ビークラブのオンラインショップでは、猫の食生活や健康を考えた、こだわりのおやつ・フードを取り扱っています。
愛猫に合った商品を探したい方は、こちらからご覧ください。

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※BCSは自宅で行う簡易的な確認方法です。病気の診断や治療を目的としたものではありません。食欲低下、急激な体重変化、飲水量や排泄の変化などがある場合は、動物病院を受診してください!


